北口榛花 世界陸上2連覇へ自信 右肘の負傷もう問題なし!復帰後2戦で全力スローにも手応え「コンディションはパリ以上」

 JAL所属の陸上世界選手権東京大会内定選手が31日、都内で、9月13日から国立競技場で行われる同大会の壮行会に参加した。昨夏のパリ五輪女子やり投げ金メダルの北口榛花(27)はトルコからオンラインで参加し、大会2連覇へ意欲を示した。男子110メートル障害の日本記録保持者の村竹ラシッド(23)、200メートル代表の鵜沢飛羽(22)を含めた3選手が自国開催の大舞台へ意気込みを語った。

 周囲が感じる不安を一掃するように、オンラインでつないだモニターの先で、北口がいつも通りの豪快な笑顔を見せた。今季に右肘を負傷した難しい調整の中で、臨む世界選手権。「腕以外のコンディションはパリ五輪より仕上がっている。これから下がることはない。しっかり投げられる状態で臨めれば、自信はある」と連覇に手応えをにじませた。

 7月の日本選手権を欠場。復帰戦となった20日のダイヤモンドリーグ第13戦は、50メートル93で最下位に沈んだが、28日の同ファイナルでは60メートル72を投げて復調気配を漂わせた。痛みはすでになく、復帰後2戦を経験したことで全力の投てきへ不安もなくなった。「一番の怖さは、もう一度けがをすると戻れないこと。練習だと安全に投げてしまうから、2試合を出たことは間違いではなかった。60メートルは自信になった」とうなずいた。

 開幕までの2週間はトルコで調整する。「暖かくて湿気もある。(拠点の)チェコは涼しかったので、このまま東京に行くと耐えられなかった。少し体を慣らして東京に行けそう」と話す声に、不安の色は見えない。パリ五輪から続く世界トップの座、そして2連覇へ向けて「けがしても目標は変わらず金。ディフェンディングチャンピオンで臨むことは、限られた人しかできない。最高の舞台で日本の皆さんと楽しめるように」。日本のファンの前で最高のパフォーマンスを見せる。

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