豊昇龍、大関とり若隆景の「壁にならなきゃならない」三番稽古で8勝3敗

 若隆景(手前)を寄り切る豊昇龍
 豊昇龍(手前)を押し出す若隆景
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 横綱豊昇龍(26)=立浪=が30日、秋場所(9月14日初日、両国国技館)で大関とりに挑む関脇若隆景(30)=荒汐=の壁になることを誓った。

 千葉・旭市で行われた夏巡業で若隆景と11番相撲を取り8勝3敗。名古屋場所前に痛め途中休場の原因になった左足親指、巡業中に痛めた左肩の影響を感じさせず、互いに出力を抑えながらに見えたが、まずまずの動きを見せた。

 豊昇龍は左肩のテーピングが痛々しいが「全然相撲を取れるから大丈夫。いい稽古ができた」と語り、左足親指についても「日に日に良くなっている」と回復に手応え。夏場所12勝、名古屋場所10勝の若隆景については「後半戦は必ず当たる。壁にならなきゃならない」と言い切った。

 3場所33勝がノルマとされる大関昇進。若隆景を「上がってくれればいい。実力はあるから」と認めつつ、自身の経験を踏まえ「数字を気にすると硬くなる。何も考えない方がいい」とエールも送っていた。

 若隆景は「指名してもらってありがたい」と豊昇龍への感謝を口にした11番を含む、17番相撲を取って8勝9敗。この日の関取衆で最も多い番数で、大関とりへの意気込みを感じさせた。

 若隆景は故郷の福島巡業で5歳の長男と土俵入りしたのが一番の思い出だと言い、31日のみを残す夏巡業完走は間近。勝負の場所に向け「とにかく自分らしい相撲が取れれば。やることは変わらない」と語っていた。

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