坂本花織 五輪で「個人、団体両方で銀以上」誓う 味の素社員と交流 成長期の過酷なダイエットも明かす

 フィギュアスケート女子の2022年北京五輪銅メダリストで、世界選手権を昨年まで3連覇した坂本花織(25)=シスメックス=が29日、大阪市北区の味の素グループ大阪支社で、社員交流セッションに参加した。25-26シーズン限りで引退を表明しており、来年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪へ向け「たくさんの方が応援してくれたおかげでここまでやることができた。現役で恩返しできるには結果を残すしかない。一番の目標は団体、個人両方で銀メダル」と誓った。

 3月の世界選手権で同社が食事管理を請け負った関係で、7月からは同社のアスリートコンディショニングサポート「ビクトリープロジェクトⓇ」に参加。食事のアドバイスを受けるなどしており「これまで競技では減量、減量で、あまり食べない方がいいというのがあったが、今は食べて動かすという風に変わった。いろんな情報をいただき、スタミナもついてきた」と、体調や体重の管理に手応えを感じているという。

 以前はあらゆるダイエットにも挑戦し「成長期に白ご飯抜きとか、野菜だけとかいろいろやった。16時間ダイエットとか、ダイエットは一通りやったがどうしてもリバウンドしてしまう」と苦い経験も振り返った。「減量した後に体調を崩したり、負のサイクルがあったが改善の仕方が分からなかった。サポートを受け始めてからは量も自分で調節できるようになり、コンディションが良くなり体重を維持しやすくなった」と話した。自炊もまめにするようになり、「毎朝だし巻き卵を作る。あとは、サケの切り身を買って自分でサケフレーク大量に作り、手軽にご飯にかけて食べられるようにしている」と明かした。

 9月5日開幕の「木下グループ杯」(関空アイスアリーナ)に出場予定で「いつものシーズン序盤に比べたら、状態はいい方。初戦からいいスタートが切れたら」と意気込みを示した。

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