シダマツ 解散最終戦へ「ありがとうで終われるように」世界選手権で有終飾る

 バドミントンの日本代表が16日、都内で合宿を行い、昨夏のパリ五輪女子ダブルス銅メダルの志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)らが参加した。約2時間半の練習のうち、多くを分かれてメニューを消化。終盤だけ2人でコートに入り、動きを確認した。

 25日に開幕する世界選手権(フランス・パリ)が、ペアとして臨む最終戦となる。松山は「寂しい気持ちもある」と率直な感想をもらしつつ、「もっと見たい!と思ってもらえるプレーを届けられたら」と気合。志田は「シダマツでできる最後の合宿なんだな、というのも頭にある。最後は『ありがとう』で終われるように。やり切ったと思ってコートを出られるように頑張りたい」と気持ちを込めた。

 志田が高校1年、松山が中学3年で参加したジュニア日本代表合宿をきっかけに、2014年からペアを結成した。節目の10年目で迎えたパリ五輪では、銅メダルを獲得。ただその後は世界一を志す志田と、モチベーション維持に苦しむ松山との間に相違が生まれたため、世界選手権限りでの解散を決断した。

 7月の解散発表後に出場した中国オープンでは初戦敗退したものの、ジャパンオープンでは4強入り。「最後、最後ではなく勝ちたい気持ちが出てきた」(志田)と、残り少ない時間の中でも課題克服に向けて調整を続けている。

 「お互いに悔いのないように試合をしよう」と誓い合った2人。世界選手権の過去最高成績の8強を超え、五輪で結果を残した縁のある会場でシダマツとしての有終の美を飾る。

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