男子100m世陸代表争いが様相一変 日本選手権覇者・桐生が9秒99で代表入り確実 日本選手権入賞&10秒00の守が2番手、サニブラウン3番手 16歳で清水空跳は圏外4番手に
「陸上・富士北麓ワールドトライアル」(3日、富士北麓公園)
男子100メートル予選で元日本記録保持者の桐生祥秀(日本生命)が9秒99(追い風1・5メートル)をマーク。今季の日本選手権を制した桐生は、9月の東京世界選手権の参加標準記録(10秒00)突破により、代表入りが確実となった。また、守祐陽(大東大)も10秒00をマークし、参加標準記録を突破。代表入り有力候補に浮上した。
今大会前の段階では参加標準記録を突破していたのは、前日本記録保持者サニブラウン・ハキーム(9秒96、東レ)と、7月の高校総体で高校記録を更新する10秒00をマークした高校2年生の清水空跳(10秒00、星稜高)だけだったが、一気に2人が突破した。日本陸連が定める選考基準では日本選手権の結果が重要視されており、日本選手権覇者の桐生は1番手、7位入賞した守が2番手に浮上した。ともに日本選手権で入賞していないサニブラウンと清水は、世界ランク、期間内の有効記録の順で優先されるため、サニブラウンが3番手、清水が4番手となった。





