桐生祥秀が9秒99!自身2度目、8年ぶりの9秒台で世陸参加標準記録突破 代表入り確実に ファンに感謝「待っててくれてありがとう」

 「陸上・富士北麓ワールドトライアル」(3日、富士北麓公園)

 男子100メートル予選が行われ、元日本記録保持者の桐生祥秀(日本生命)が、9秒99(追い風1・5メートル)で組1位通過。9月の世界選手権東京大会の参加標準記録(10秒00)を突破した。

 桐生は、7月の日本選手権を5年ぶりに制していたため、世界選手権への代表入りが確実に。日本選手権では「ここ(国立競技場)に満員のお客さんが入るっていうのはすごい選手としてもモチベーションになる。オリンピックも無観客だったので、観客がある中で走りたい」と東京で開催される世界陸上への思いを口にしていた。

 桐生はスタートから力強く抜け出すと、軽やかにゴールを駆け抜けた。9秒99の速報値に目を見開き、正式タイムとして表示されると、笑顔で拳を突き上げた。桐生の9秒台は日本人初の9秒台をマークした17年9月以来、自身2度目となった。

 レース後は自身のインスタグラムを更新。「8年ぶり9秒台 待っててくれてありがとう」とファンへの感謝をつづった。

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