フェンシング 世界選手権2冠の加納「ロスへの大きな1歩」快挙後うれしい悲鳴「携帯壊れるくらい通知きた」

 フェンシング世界選手権のエペ団体で初の金メダルを獲得した日本代表が1日、開催地のジョージアから帰国し、都内で取材に応じた。

 昨夏のパリ五輪王者の加納虹輝、山田優、古俣聖、浅海聖哉で臨んだ決勝では、同五輪決勝で敗れたハンガリーに45-35で雪辱。個人種目でも頂点に立った加納は、この日は光り輝く2つのメダルをかけながら「信じられない気持ち。優勝したあとは夢見心地だった」と実感を込め、「携帯が壊れるくらい(お祝いの連絡の)通知がきた。東京五輪、パリ五輪と3回目」と笑った。

 また今季は団体でワールドカップ2勝を挙げ、年間王者を獲得。28年ロサンゼルス五輪へ向けた始まりの1年で、これ以上にないスタートを切ることができた。「2冠はロスへの大きな1歩を踏み出せたと思う。この結果に満足せず全ての大会で結果を積み重ねて、ロスで2冠を達成できるように頑張りたい」と力強く宣言した。

 世界選手権を終えてシーズンは一段落したが、パリ五輪から2季連続で世界の頂点に立った加納は、この後も大忙し。フェンシング教室の講師として米国に招待され、あすから10日間をかけてロサンゼルスとポートランドを回り、帰国後は自身の冠がついた加納虹輝杯が開催される。多忙なオフに苦笑いしつつ、充実感もにじませ「(コーチの依頼は)日本が強くなった最近のことで、本当にありがたい。10年前はこういう存在になるとは思われていなかったと思うので、うれしくて呼ばれたら行っちゃいます」と白い歯を見せた。

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