西ノ龍が新十両昇進 「三沢魂」で飛躍だ!幼少期から伝説プロレスラー応援 実家に「NOAH」化粧まわし 14例目の親子関取
日本相撲協会は30日、名古屋市のIGアリーナで秋場所(9月14日初日、両国国技館)の番付編成会議を開き、十両昇進力士を発表した。新十両は西ノ龍(24)=境川、名古屋場所で幕下全勝優勝の朝白龍(26)、石崎改め朝翠龍(24)=ともに高砂、旭海雄(25)=大島=の4人。左膝の大ケガにより今年春場所で三段目から復帰した大関経験者の朝乃山(31)=高砂=が6場所ぶりに関取に復帰した。
14例目の親子関取となった西ノ龍が“三沢魂”で大暴れを誓った。父・重和さん(元幕内常の山)が富士ケ根親方(元小結大善)と仲が良く、同親方と現役時代から親交のあったプロレスラー・三沢光晴さん(2009年死去)が立ち上げたノアを幼少時から応援してきた。
大善が現役時代に授かった「NOAH」の化粧まわし。生前の三沢さんは「この子が大きくなったら譲って」と語り、既に西ノ龍の実家に預けられている。
西ノ龍は「まだつけるか分かりませんが」と断るが、場所のない時はノアを生観戦。中2の途中で埼玉栄中に編入し、相撲を始めた変わり種で、強烈な張り手や荒々しい相撲が持ち味。信条は「気合」と即答した男が、エルボーばりの衝撃を相手に与える。
◇西ノ龍龍太朗(にしのりゅう・りゅうたろう)本名・下村龍太朗。2000年8月20日、大阪市中央区出身。父・重和さんは元幕内常の山で、大阪市内でちゃんこ料理店を営む。近大付中2年の途中で埼玉栄中に編入し、相撲を始めた。2011年九州場所で初土俵。181センチ、132キロ。





