初優勝の琴勝峰「まだちょっと感情が追いついてない」2年半前の相星決戦敗戦の経験生かす「力みすぎないように思い切って」今後は「三役、その先も」
「大相撲名古屋場所・千秋楽」(27日、IGアリーナ)
平幕琴勝峰が安青錦を下し、6日目から10連勝で悲願の初優勝を飾った。平幕力士の優勝は8場所ぶりとなった。
優勝インタビューでは「まだちょっと感情が追いついてない感じで…でもうれしいです」と、ホッとした表情を浮かべた。23年初場所で貴景勝との千秋楽相星決戦で敗れてから2年半。「前回の経験をいかして、力みすぎないように思い切っていきました。あんまり考えすぎてもしょうがない。思い切り当たっていこうと。立ち合い当たってから無意識で体がうごいていた。よく体が動いてくれた」と千秋楽の一番を振り返った。
優勝への意識について問われると「もうおとといぐらいから少しずつ意識するようになった。土俵に上がったら、しっかり当たることに意識をおいていったのがよかった。毎日毎日1日1番で、次の日にきょうより調子を上げていけるようにとやっていた」と振り返り、「もっともっと地力をつけて応援していただける相撲がとれるように頑張りたい。上に上に、三役、その先も見据えてやっていきたい」と今後を見据えた。




