故障乗り越え幕下負け越しの鳩岡「通用する」レギンス状態への苦言も前向き

 延原(左)を上手出し投げで破った鳩岡(撮影・開出牧)
 延原(右手前)を上手出し投げで破った鳩岡(撮影・開出牧)
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 「大相撲名古屋場所・13日目」(25日、IGアリーナ)

 東幕下13枚目の鳩岡(31)=木瀬=が延原(二子山)と対戦。上手出し投げを決め3勝4敗とした。延原は2勝3敗2休。

 7番相撲を白星で締めくくった。多くの故障、休場を乗り越え夏場所で三段目優勝を飾り、自己最高位で迎えた今場所。この日は左に開いて上手を取り、大きく体勢が崩れた相手に出し投げを決めた。「相手の動きを見て決めました。ケガをした者同士でしたね」と振り返った。

 場所前から体調が芳しくなく、古傷の状態も悪かった。悔しい負け越しにも「この状態でも相撲は取れた。体を整えれば通用する。整えられなかったのは自分が悪いので、言い訳かもしれませんが」と、一定の手応えは得た。

 夏場所では両足とも、ふくらはぎ下部から太もも上部まで白いサポーターで装具やテーピングを隠し、“レギンス状態”だったが今場所はサポーターの範囲が減った。ある親方から、見苦しいと指摘を受けたという。

 装具を隠せ、と話す親方の指摘を受けての措置だったが、鳩岡は「気にしてもらえるとプラスに考えています」と前向き。「今日から来場所に向けて頑張ります」と秋場所(9月14日初日、両国国技館)を見据えていた。

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