バレー男子日本 ブラジルに完敗 石川不在でストレート負け…“代役”富田奮闘も及ばず 決勝大会進出懸かる米国戦へ闘志
「バレーボール男子・ネーションズリーグ、日本0-3ブラジル」(18日、千葉ポートアリーナ)
「買取大吉 バレーボール ネーションズリーグ男子千葉大会」は1次リーグが行われ、日本はブラジルに0-3で敗れた。主将の石川祐希(29)を肩痛で欠いた日本は、代わって先発した富田将馬(28)が気を吐いたが7勝4敗。ブラジルは9勝1敗とした。日本は19日に試合がなく、20日の最終戦で米国と顔を合わせる。米国はアルゼンチンに3-1で勝ち、6勝4敗とした。アルゼンチンは5勝6敗。
総力戦で戦ったがストレート負け。決勝大会への切符はお預けとなった。ただ、リザーブとなった石川の“代役”でスタメン出場した富田が、強打さく裂でチーム2位の10得点。「ああいうプレーが自分の武器。また頑張っていきたい」と、次戦を見据えた。
懸命に食らい付いた。第1セットは2-4から高橋藍のブロックを含む5連続得点。宮浦の連続サービスエースなどパワーを見せた。第2セットは富田が5得点。しかし力及ばず連取された。後がない第3セットはジュースで粘ったが敗れ、通算7勝4敗となった。
石川がチームに合流するまで主将を務めた富田は、覚悟と責任を胸にコートに立った。「祐希さんがいない中、主将をやっていたのもあって鼓舞したいと思っていた」。ブラジルの壁は高かったが「1点を取り切る力があれば戦える相手だと感じた」と手応えを得た。
石川はコート外から試合を見つめた。これまで肩痛を訴えていたが「久しぶりの連戦で体が重かったり、そういった試合勘とか。そこの問題の方が大きい」と説明。20日の米国戦は「痛みがあるから出られないとかではない」と明かした。
「アメリカ戦でしっかり勝ちきることが大事」と石川。1次リーグ最終戦をものにし、次のステージへの一歩を踏み出す。



