大阪屈指の進学校、名門国立大から角界入りの朝力丸、無傷3連勝で勝ち越し王手「毎日必死です」
「大相撲名古屋場所・5日目」(17日、IGアリーナ)
西序ノ口6枚目の朝力丸(23)=高砂=が西序ノ口10枚目の北斗洋と対戦。引き落として一番相撲から3連勝とし、勝ち越しに王手をかけた。
大阪屈指の進学校、大阪星光学院を経て、千葉大文学部を今春に卒業。大学時代に東大相撲部に通い、個人として稽古を重ねていた。春場所に初土俵を踏み、夏場所は序ノ口で3勝4敗と負け越していた。
この日は立ち合いから突き押しで攻め、タイミング良く引き落とした。朝力丸は「3連勝はたまたま。毎日必死です」と汗を拭った。183センチ、123キロ。体調を崩すなどして体重に変わりはないが、腹が張り、だんだん力士らしい体つきになってきた。
日々の稽古で必死で、まだ余裕はないというが「本場所で相撲を取るのが楽しい。自分を自由に出せる。このために苦しいことも辛抱できる」と声を弾ませた。
今後に向けて「先のことは考えない。目の前の一番に集中して、準備していきます」と語っていた。





