“シダマツ”国内最終戦は快勝発進 会場ファンから温かい拍手 志田「やっぱりこの雰囲気で試合がしたい」

 「バドミントン・ジャパン・オープン」(16日、東京体育館)

 各種目1回戦が行われ、女子ダブルスでは、8月の世界選手限りでの解散を発表した昨夏パリ五輪銅メダルの志田千陽(28)、松山奈未(27)組=再春館製薬所=が保原彩夏、広上瑠依組(ヨネックス)を2-0で退けた。女子シングルスで世界ランク6位の宮崎友花(ACT SAIKYO)は、同28位のスコットランド選手を2-0で下し、白星発進を決めた。前回女王の山口茜(再春館製薬所)も初戦突破。

 特別な思いでコートに立った。シダマツは第1ゲームを先取し、第2ゲームも10点差で圧倒。ミスが出ても声をかけ合い、プレー前には2人で笑顔で手を合わせる。ペア解消を発表し、迎えた国内最終戦。快勝発進を決め、ファンから温かい拍手が送られた。

 「最後最後と思いすぎず、と思っていたけど、やっぱりこの雰囲気で試合がしたい気持ちが生まれてきた。初戦としては良いパフォーマンスができた」と志田は話した。

 ペア結成10年目で銅メダルを獲得した昨夏のパリ五輪後、世界一を志す志田と、モチベーション維持に苦しむ松山の間に目標の相違が生まれ、ペア解消が決まった。世界選手権を最後とし、今大会が日本で戦う最後の舞台。「自分たちらしいプレーを見せたい」と松山。日本のファンの前で有終を飾る。

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