バレー女子 パリ五輪の雪辱へ流れを変えた新星 18歳秋本美空と21歳北窓絢音の躍動 総合力アップでポーランド撃破
「バレーボール女子・ネーションズリーグ、日本3-1ポーランド」(12日、千葉ポートアリーナ)
1次リーグが行われ、日本は昨年のパリ五輪1次リーグで敗れたポーランドを3-1で破り、通算9勝2敗とした。日本代表の新星2人が相手に傾きかけた流れをせき止めた。
セットカウント1-1で迎えた第3セット。18歳の秋本美空が流れを変えた。力強いアタックだけでなく、ブロック、レシーブなどディフェンス面で力を発揮。身長差で上回るポーランドを相手に粘り強くボールをつなぐ姿勢を示し、逆転への流れを作った。さらにセッターの関も3連続でトスを上げ、信頼感をにじませるシーンもあった。
さらに第4セットは21歳の北窓絢音が躍動。劣勢に立たされながらも勝負所でスパイク、ブロックを決めて流れを呼び込んだ。主将の石川、ミドルブロッカーの島村が当たっていた中、今回が初代表の2人が力を発揮し、パリの雪辱を果たした。
「オリンピックでは負けたが、そこは意識せず、しっかり気持ちを作っていった」と石川。10日の韓国戦をベンチから見て「どの選手もそれぞれの役割を果たしていた」という。
パリ五輪と比較しても総合力が高まってきた印象を受ける今回の日本代表。13日のブラジル戦に向け主将は「勝負どころでいつも力を出してくるチーム。苦しい時こそ全員で勝ちに行く気持ちを忘れず戦いたい」と語っていた。





