ラグビー日本、ウェールズに連勝ならず 終始リード許す
「ラグビー・リポビタンDチャレンジカップ、日本代表22-31ウェールズ代表」(12日、ノエビアスタジアム神戸)
世界ランク14位のウェールズ代表に2連勝を目指した同12位の日本代表だったが、終始リードを許す展開で勝利を逃した。
前半9分に先制トライを許すなど0-7と劣勢でスタート。しかし同24分、相手の反則でショットを選択した日本は、SO李承信がペナルティーゴールを成功させ3点を返した。
しかし再びウェールズにトライとゴールキックを決められ、同28分には、反則の繰り返しによりマキシがシンビン。数的不利の展開でトライを奪われた。
ここで、ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は交代の札を切り、3選手を入れ替えた。すると同40分、入ったばかりのプロップ竹内柊平がゴール中央へ初トライ。李がコンバージョンキックを成功させて10-21とした。
10-24と差が広がった後半19分には、右端モールからLOディアンズがトライ。ビデオ検証で得点が認められ、15-24。さらに同22分には、ハーフウェーライン付近からCTBライリーがボールを持ちだして独走トライ。李がキックを決めて2点差に詰め寄った。
しかし終盤、ウェールズにトライを許すと、力及ばなかった。日本はティア1(世界でトップクラスとされる10カ国)の同一チームに初の2連勝を狙ったが、古豪の壁にはね返された。蒸し暑い中で2万5074人の観客が詰めかけたが、勝利を届けることはできなかった。




