男子100mで波乱 V候補柳田大輝がフライングで失格 まさかの予選落ちに涙「なにもないっす。スタートすらできなかったので」号砲前に前のめりに崩れる「冷静さを欠いてしまった」

 「陸上・日本選手権」(4日、国立競技場)

 男子100メートル予選が行われ、柳田大輝(東洋大)がフライング失格となる波乱があった。

 スタートの号砲が鳴る前に、スタートの姿勢が崩れ、前のめりに倒れる形に。係員がレッドカードを提示。腰に手を当てたまま一礼し、無念の表情でトラックを後にした。柳田は今季5月のゴールデンGPで強豪海外勢を相手に優勝するなど好調。優勝候補にあげられていた。

 まさかの結末にレース後は「なにもないっすよ。なにもしてないので。スタートすらできなかったので。ピストル鳴って頭の中が真っ白になった記憶がかすかにある。どこか冷静さを欠いてしまった」と涙した。「これで勝てなかったらもう自分は100メートルやらないほうがいいんじゃないかという練習をしてきた。良い意味でテンションが上がっていて、良い感じでスタートに立てたけど、それが裏目に出ちゃったのかな」と悔やんだ。世界選手権代表入りは流動的に。「立ち直れってすぐに言われても無理だと思う。今年のシーズンがどうなるかっわからなくなったけど、終わるわけではないので。引きずるかなとは思いますけど、いつかはちゃんと元気で走れるようにしたい」と、必死に前を向いた。

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