サニブラウンが悲壮覚悟「やれることはやるという決断」右股関節上部の骨挫傷で全治3週間も日本選手権出場へ 26日練習中にアクシデント

 陸上の世界選手権東京大会の代表選考を兼ねた日本選手権(4~6日)の前日会見が3日、会場の東京・国立競技場で行われた。男子100メートルのサニブラウン・ハキーム(東レ)は、6月26日の練習でアクシデントがあり右股関節上部の骨の挫傷と診断されたとし、全治3週間だと告白。それでも「できる限りの準備をして試合には臨もうかなと思っている」と力を込めた。

 ケガをした際の状況を、「走って練習している中で、ちょっとしたアクシデントがあって思わぬ態勢で踏ん張って負荷がかかってしまった」と説明。病院は30日に受診したという。現在は「ドリルも流しも、基本的に足を上げること全般は基本的に痛みを伴う」とした。

 100メートル男子では唯一、世界選手権の派遣標準記録(10秒00)を突破しており、今大会で3位以内なら世界選手権代表に内定。決勝進出なら代表入りに大きく前進する。ケガを抱えながらの出場は「去年パリの五輪で決勝に残っていれば話は違った」というが「日本選手権に出場してやれることはやるという決断。見てくださっている方のために、しっかりパフォーマンスしていかないといけない」とした。

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