大坂なおみ ウィンブルドン1回戦突破 タイブレークで相手振り切った「特別な場所になりつつある」
「テニス・ウィンブルドン選手権」(30日、ロンドン)
シングルス1回戦で開幕し、女子で大坂なおみ(27)=フリー=が予選通過したタリア・ギブソン(オーストラリア)に6-4、7-6でストレート勝ちし、2回戦に進出した。四大大会初出場の21歳伊藤あおい(SBCメディカルグループ)はロシア出身のカミラ・ラヒモワに7-5、3-6、2-6で逆転負け。内島萌夏(安藤証券)は第12シードでロシア出身のディアナ・シュナイデルに6-7、3-6で敗れた。優勝賞金は男女共に300万ポンド(約5億9千万円)。
タイブレークで粘る相手を振り切ると、ラケットを持つ右手を上げて観客の声援に応えた。大坂は「攻略が最も難しい」と言う芝コートの大舞台で2年連続の初戦突破。第1セット、先にブレークされても慌てず、2-3で迎えた第6ゲームは得点を許すことなくブレークに成功。流れを引き寄せた。
2日は長女シャイちゃんの2歳の誕生日。遠征に同行するまな娘と自身にとって「ウィンブルドンは特別な場所になりつつある」とし、元女王が無欲で昨年ははね返された2回戦の壁に挑む。





