山の神こと神野大地がジストニアの手術報告「本当に治るのか。正直、まだ分かりません」と不安吐露も「前を向いて、やり抜いてみせます」と決意表明
青学大時代に箱根駅伝の山上り5区で活躍し「山の神」として脚光を浴びたM&Aベストパートナーズの選手兼監督を務める神野大地が26日、自身のインスタグラムを更新。「本日、ジストニアの手術を受けました。」などとつづり、病院のベッドに横たわる写真などを投稿した。
「一度は手術を決めたのに、やっぱり怖くてやめたこともありました」と振り返り「でも、それでも今日この日を迎えられたのは、支えてくれた家族、仲間、そしていつも応援してくださる皆さんの存在があったからです。本当にありがとうございます」と感謝。「僕はまだ、自分の競技人生を終わらせたくありません。もっともっと挑戦したい。そして何より、大好きなランニングを、これからもずっと『大好きなまま』で続けていきたい」と強い思いを記した。
手術は無事に終えられたというが「これからリハビリをして、どこまで戻せるか。いや、そもそも本当に治るのか。正直、まだ分かりません」と今後への不安も。それでも「でも『最後まで諦めない人にしか、チャンスはやってこない』 ここからがまた、新しいスタートです。前を向いて、やり抜いてみせます」と決意表明した。
神野は前日25日に「この2年間、ずっと悩み続けてきました。思うように走れない自分に、何度も悔しい想いをして来た」などとつづり「やらない後悔より、挑戦する人生の方がきっと面白い。もう一度、自分らしく走るために、覚悟を決めました」「明日、次のステージへ進むための大きなチャレンジに向かいます」などと重大な決心をしたことをうかがわせる投稿をしていた。
一般社団法人日本定位・機能神経外科学会のホームページによると、ジストニアとは全身のあらゆる筋肉にさまざまなパターンで生じ、一定のパターンで筋肉が収縮し、こわばったり、ねじれたりすることで思いどおりに体を動かせなくなる病気のこと。パターンは患者によって違う。治療法には薬物療法と外科的治療があるという。
マラソン選手の場合には、股関節から足首にかけた部位で、足に力が入らなかったり、踏ん張れない、棒のようになるなどの原因不明の症状を「ぬけぬけ病」「カックン病」「ローリング病」などと呼ぶことがある。




