柔道の元世界女王、堀川恵が引退 「全部が宝物」と会見で涙

 柔道の2022年世界選手権女子63キロ級金メダルの堀川恵(29)=パーク24=が25日、東京都内で記者会見し、現役引退を表明した。「悔しかったこともうれしかったことも、全部が宝物。最高の柔道人生」と語った。

 長野県出身の堀川(旧姓津金)は長野・松商学園高2年でグランドスラム(GS)東京大会を制覇し、早くから期待された。だがパリ五輪代表の座は23年12月のGS東京大会5位で逃し「1カ月くらい誰とも連絡を取らなかった。ふたをしたい記憶」と涙を流した。

 負傷で欠場した今年4月の全日本選抜体重別選手権後に「これからも第一線で闘っていく準備ができるとは思えなかった」と引退を決断した。

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