吉田祐也「精神力を見て自分もこうなりたい」21年米国で一緒に練習 憧れ・大迫傑の6位超える
9月の世界選手権東京大会男子マラソン代表の吉田祐也(28)=GMOインターネットグループ=が19日、都内で取材会に出席した。21年東京五輪で6位入賞を果たした大迫傑の名前を挙げ、「大迫さんの6番を超えたい。努力をしてここまで強くなったと見ていただきたい」と大舞台に向けて意気込んだ。
昨年12月の福岡国際マラソンを日本歴代3位の2時間5分16秒で制し、代表権を獲得。結果に生きたのは、大迫の練習の姿勢だった。21年4月ごろに米国で一緒に練習したといい「1人であれだけハードな練習をこなす精神力を見て、自分もこうなりたいと思った」と憧れの背中を追った。
24年1月からは拠点を母校の青学大に移し、原晋監督と練習に励んでいる。箱根駅伝では原監督が毎年「○○作戦」と戦略を名付けるが、世界陸上の作戦名を問われた吉田は「練習で疲れていて作戦を考えてる暇がないです」と笑顔。ただ、同監督には「元気な状態でスタートラインに立ちましょうと言われている」。指揮官からの言葉通り、万全な状態で臨む。





