バレー男子が五輪リベンジへ始動 ティリ新監督スローガン「勇往邁進」主力は代表活動スポット参加 VNLは若手起用へ
バレーボール男子日本代表が5日、都内でキックオフ会見を行い、新監督を務めるロラン・ティリ氏(61)、43人の代表登録メンバーのうち27人が出席した。
8強に終わった昨夏のパリ五輪のリベンジが始まる。28年ロサンゼルス五輪までは、今季を合わせて4年。来週にはネーションズリーグ(VNL)が開幕し、9月には世界選手権(フィリピン)が控える。スローガンは「勇往邁進(困難な状況でも臆することなく、目標に向かってひたすら前進すること)」と発表。「目標はロサンゼルス五輪のメダル獲得」と意気込み、「表彰台、表彰台、表彰台」と3度繰り返して覚悟をにじませた。
今季は西田有志を始め、山内晶大(ともに大阪B)など昨年まで主力を担った選手らは、代表活動にフル参戦しない見込み。石川祐希(ペルージャ)はまだイタリアから帰国しておらず、高橋藍、小野寺太志(ともにサントリー)もこの日の会見には不参加だった。
ティリ監督は「10%ほど選手を編成する」と、代表活動の前半は若手中心の編成と明かし、「代表にとっては移行と再構築の年になる。VNLでは、決勝ラウンドに進出して(若い)選手に経験を積んでもらいたい。(第3週の)千葉大会には、最良のメンバーで臨みたい」と狙いを語った。
◆ロラン・ティリ 1963年12月1日、フランス出身。1982年からフランス代表でプレーし、五輪は88年ソウル、92年バルセロナ両大会に出場し、それぞれ8位、11位だった。91、92年には代表主将を務めた。チェコの監督などを経て、12年にフランス代表監督に就任。15、17年にワールドリーグ優勝。五輪は16年リオデジャネイロ大会9位、21年東京大会では金メダルに導いた。





