陸上 山本有真「田中さん、広中さんに並ぶような走りを」世界選手権切符獲得へ気合 5000メートル銅アジア選手権から帰国

 陸上女子で、昨夏のパリ五輪代表の山本有真(積水化学)が1日、アジア選手権(韓国)を終えて羽田空港に帰国した。5000メートルでは、15分16秒86で銅メダルを獲得。「ペースメーカーがいない中で冷静に対応できて、タイムも順位も満足いく結果も付いてきた。自分の力が付いてきたと実感できる大会だった」と振り返った。

 成長をかみしめている。4月に行われた金栗記念の同種目では、15分12秒97で自己ベストを更新。5月のセイコーゴールデングランプリでも、3000メートルで自己ベストを出した。積水化学の一員となってから開始したフィジカルトレーニングが3年をかけて身になり、足首のぐらつき、腰のそり、腕振りなどの課題が改善してきているという。「動画で見比べたときに変わっている。ピッチも全然違う。3年前からしっかりフォーム改善ができている」と実感を込めた。

 今後は世界選手権(9月)の代表選考を兼ねる日本選手権(7月、ともに国立競技場)に照準を合わせていく。「日本の長距離界は田中希実さん、広中璃梨佳さんだな、みたいなところはあると思うけど、そこに私の名前も並ぶような走りを日本選手権でしたい。刀を研ぐイメージで、研ぎ澄ましていきたい」と力を込めた。

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