大の里 石川から3人目の横綱「相撲が盛んな県。少し低迷していた相撲王国を復活できたのかな」【一問一答】

 日本相撲協会は28日、東京・両国国技館で大相撲名古屋場所(7月13日初日・IGアリーナ)の番付編成会議と臨時理事会を開き、夏場所で2場所連続優勝を果たした大の里(24)=二所ノ関=の第75代横綱昇進を満場一致で決めた。茨城県阿見町の部屋で行われた昇進伝達式で、大の里は大関昇進時と同じ言葉を使って「唯一無二」の横綱になることを誓った。土俵入りは師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)と同じ、雲竜型で行うことも明かした。以下、大の里と一問一答。

  ◇  ◇

 -最速の横綱昇進。

 「スピードは意識していない。入門した時、親方に『最終的にどこにいるか』と言い続けられていた。その言葉を信じてずっとやってきた。まだこれから」

 -輪島以来の学生出身。

 「番付は並んだが、まだかなわないと思っている。同じ石川出身の先輩を超えられるよう頑張る」

 -輪島の存在は。

 「小さい頃に記念館に何度か家族で見に行った。最初はそこまでピンと来なかったが、相撲を続けることですごさが分かって、大相撲に入ってなおさら分かった」

 -故郷への思いは。

 「地震で大変な状況が続いている。明るいニュースを届けられたんじゃないか。能登を元気づけるためにも頑張っていきたい」

 -石川から3人目の横綱。

 「相撲が盛んな県。少し低迷していた相撲王国を復活できたのかな」

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