大の里にとって豊昇龍は「越えなければならない壁」、1月の昇進ニュース「僕に火を付けた」

 優勝の喜びを語る大の里(撮影・持木克友)
 優勝の喜びを語る大の里(撮影・持木克友)
 デイリースポーツのホームページの写真を手にする大の里(撮影・持木克友)
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 大相撲夏場所で2場所連続4度目の優勝を果たし、横綱昇進を確実にした大関大の里(24)=二所ノ関=が26日、茨城・阿見町の部屋で一夜明け会見を行った。

 千秋楽に上手ひねりで敗れ、全勝優勝を阻止された横綱豊昇龍へのライバル心を口にする場面があった。

 今年初場所の優勝で横綱に昇進した豊昇龍。大の里は場所後の休みに、能生中、海洋高で暮らした新潟・かにや旅館に宿泊したという。

 大の里は「僕は1月場所が終わって新潟に少し息抜きでかにや旅館の方に行っていたんです。新横綱として伝達式、明治神宮で土俵入りをしているっていうニュースを見て、自分自身何をしてるんだろうって、すごい悔しい気持ちになった。普段ならここ(二所ノ関部屋)で見るはずのニュースを、新潟で息抜きしてる時に見てて、すごい悔しかった。それが僕に火を付けたじゃないけど、エンジンかかった瞬間になったのを、すごく覚えています」と語った。

 豊昇龍の存在を問われると「ライバルというか、目標というか、越えなければならない壁だと思っている。最後に負けてしまったので、次に向けてしっかり頑張りたい」と誓った。

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