大関大の里 故郷石川への思い語る「地元の巡業ではたくさん声援をいただいた。優勝を届けることができて本当によかった」
「大相撲夏場所・千秋楽」(25日、両国国技館)
すでに2場所連続優勝を決め、場所後の横綱昇進を確実にしている大関大の里は、横綱豊昇龍に上手ひねりで敗れ、全勝優勝は逃した。
表彰式で4度目の賜杯を受け取ると、土俵下で優勝インタビュー。連続優勝について「最後、負けてしまいましたが本当にうれしいです」と喜んだ。
綱とり場所を終え「場所前に少し体調不良で調整不足もあって少し不安もありましたけど、親方のことを信じてやっていけたんでよかったです」と振り返った大の里。綱とりのプレッシャーは「ないと言ったらウソになる」と話したが「4月の春巡業でたくさん綱とり、横綱と声をかけてもらった分、耳が慣れていて、何も考えずに場所に挑むことができた」と明かした。
春巡業では地元石川県も訪れた。「地元の巡業ではたくさん声援をいただいたので。それを5月場所でと思っていた。こうやって優勝を届けることができて本当によかった」と故郷への思いも語った。
昇進が確実な来場所へは「大事な場所になってくると思うので。しっかり準備して、またいい場所を過ごせるように頑張りたい」と誓った。





