女王・北口榛花が圧巻V 5投目に今季自己ベスト64m16「完璧ではなくても投げられた。自信になった」 9月東京世界選手権へ弾み
「陸上・セイコー・ゴールデングランプリ」(18日、国立競技場)
女子やり投げ決勝が行われ、パリ五輪金メダルの北口榛花(27)=JAL=が5投目に今季自己ベストの64メートル16を投げ、優勝した。植田百寧(ゼンリン)が60メートル66で2位となった。
北口は1投目で61メートル41を投げ、トップに立った。3回目にオタボー(バハマ)が62メートル03を投げたが、計測トラブルにより3回目が途中からやり直しになるアクシデントがあった。それでも集中を乱さず、北口は5回目にビッグスロー。7月に日本選手権、9月の世界選手権(東京)に向け、文句なしの勝利を飾った。
インタビューでは「内容的にはバラつきがあった。やりが真っすぐ飛ばないのが課題だったけど、64メートルも完璧な形ではなく投げられたので自信にはなった」と冷静に振り返り「投げられるエネルギーは持っているのに、やりに伝わらないのがもどかしいところ。もっと良くなれば必然的に記録も上がる」と、今後を見据えた。




