８１キロ級五輪２連覇の永瀬貴規がＧＳカザフスタン大会から帰国「世界選手権につながる試合になった」
柔道男子８１キロ級で五輪２連覇の永瀬貴規（３１）＝旭化成＝が１３日、パリ五輪以来、初の国際大会となったグランドスラム・カザフスタン大会から成田空港に帰国。「決勝まで５試合できたのは、世界選手権に向けてつながる試合になったんじゃないかなと思っています」と振り返り、世界選手権（６月・ブダペスト）への手応えを語った。
復帰戦だった４月の全日本選抜体重別選手権では、初戦で送り襟絞めで失神して一本負け。「ふがいない試合の結果に終わってしまった」と振り返る。それでも、切り替えて臨んだ今大会では「試合を重ねる度に自分らしい、粘り強い柔道を少しずつ出すことができた。（国内大会と比べて）国際大会では雰囲気や対策することが異なってくる。そういった中で試合数を重ねることができたのは良かった」ときっちりと収穫を得て帰ってきた。
約１カ月後の世界選手権へ、「今年で１番大事な大会。そこにピークを持っていく。優勝を目指して、残り１カ月、時間を無駄にせずに、大会当日に自分らしい柔道をできるように過ごしていきたい」と意気込んだ。
