SVリーグ初代王者サントリー・高橋藍 貫禄ストレート発進「みんな自信を持って臨めている」 サービスエース3本決めた

 第2セット、得点し喜ぶサントリー・高橋藍(中央右)=撮影・石井剣太郎
 試合後、相手チームの選手らと記念撮影するサントリー・高橋藍(前列右から2人目)=撮影・石井剣太郎
 第1セット、サーブを打つサントリー・高橋藍(撮影・石井剣太郎)
3枚

 「バレーボール男子・アジア・チャンピオンズリーグ、サントリー3-0クイーンズランド・パイレーツ」(11日、パナソニックアリーナ)

 開幕し、1次リーグA組のサントリー、B組の大阪Bがそれぞれ白星発進した。サントリーはクイーンズランド(オーストラリア)に3-0、大阪BもシグナルHD(フィリピン)に3-0で勝った。大会は12チームが参加し、日本からSVリーグの2チームが出場。1次リーグは4組に分かれて争われ、各組2位までが決勝トーナメントに進む。

 SVリーグ初代王者の貫禄を見せつけた。プレーオフを制してから約1週間と、タフなスケジュールで臨んだアジア初戦で総合力を示しながらストレート発進。高橋藍は「みんな自信を持って臨めている。相手に合わせることなく自分たちのバレーボールを全面に出せた」と、つかんだ手応えに胸を張った。

 決定率の高いアタックと守備面に定評がある高橋藍だが、サーブがさえた。第2セット、1点リードの場面でサービスエースを3本。「強いサーブだけじゃなくて、コントロールして崩していったり、いい感覚を持ちながら打てた」と、変幻自在の球で相手を翻弄(ほんろう)した。

 オリビエ監督は「全員の力が必要」と先を見据え、SVリーグでは出番の少なかったセッターの下川をフル出場させるなど、控え選手も多く起用した。高橋藍も下川との連係には「相手ブロックと勝負できているし、自分もやりやすい部分がある」と好感触。アジア王者を目指す過程で、チームも進化を続けている。

 ◆バレーボール・アジア・チャンピオンズリーグ(ACL) 1999年に「AVCカップ」の名称で始まったバレーボールのアジア地域のクラブ王者を決定する大会。12チームが出場し、1次リーグは4組に分かれて行われ、各組2位までが15日から島津アリーナ京都で実施される決勝トーナメントに進む。優勝賞金は2万ドル(約290万円)。優勝、準優勝チームには12月の世界クラブ選手権(開催地未定)の出場権が与えられる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス