綱とりの大の里、2日目で因縁の高安戦「こんな序盤とは。ビックリです」「最初の5日に集中」初日は若元春

 「大相撲夏場所」(11日初日、両国国技館)

 日本相撲協会は9日、東京・両国国技館で取組編成会議を行い、初日、2日目の取組を決めた。春場所で3度目の優勝を果たし、初の綱とりに挑む大関大の里(24)=二所ノ関=は初日に平幕の若元春(31)=荒汐、2日目に小結高安(35)=田子ノ浦=と対戦する。

 この日は茨城・阿見町の部屋で四股、すり足、てっぽう、三段目力士に相撲を取らせて汗を流した大の里。初日の若元春は通例通りだが、2日目の高安戦はやや意外な編成で「こんな序盤とは想像していなかった。ビックリですね」と驚きを口にした。

 春場所は若元春、高安ともに本割で黒星。12勝で並んだ高安を優勝決定戦では退けた。「最初の5日に集中したい。乗り越えたらいいものが出てくる」と決意。「序盤がいいときは結果がついてくる。逆に序盤がダメだと優勝できていない」と続けた。

 2日の稽古総見では、横綱豊昇龍に1勝8敗に終わり「上半身と下半身がバラバラ」と語るなど不安を隠さなかったが、師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)と相撲を取るなど急ピッチで調整。この日は「出稽古に行って、親方の胸を借りて稽古できた。体の動きはまずまず。あとは体調を管理したい」と初日を見据えた。

 新横綱として臨んだ春場所を途中休場した横綱豊昇龍(立浪)は初日が小結若隆景(荒汐)、2日目が若元春と対戦。大関琴桜(佐渡ケ嶽)は初日に王鵬(大嶽)、2日目に阿炎(錣山)との対戦が組まれた。

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