卓球 張本智和あえて意気込まない「何を言っても意味ない。パリ五輪で痛感」 世界選手権悲願メダル獲得へ無欲強調
卓球の世界選手権(17日開幕、ドーハ)に臨む日本代表が7日、都内の味の素ナショナルトレーニングセンターで合宿を公開した。
パリ五輪代表の張本智和(トヨタ自動車)は、男子シングルス日本勢46年ぶりのメダル獲得へ向けて「ここで『メダルを取りたい』と言ってきたけど、何を言っても全く意味がないとパリ五輪で痛感した。メダルを取れれば取れたでいいし、取れなかったら取れなかったでいい。目標は立てずに、帰国したときにどんな状態かが大事。今は特に意気込みない」と無欲を強調した。
大舞台の前には減量するのがルーティンで、現在は普段から5キロ減の73キロ。本番までに走り込みなどを重ね、あともう1キロ減らした“スリムボディ”で臨む予定だ。
個人戦は5度目の出場。第4シードを獲得し、中国選手がいないブロックとなった。順調に勝ち進めば、3回戦で戸上隼輔(井村屋グループ)との日本勢対決となる。張本智は「優勝するためには楽な試合は1試合もない。1試合目から頑張りたい」と気持ちを込めた。




