ウルフ・アロンが一本勝ちで初戦突破 豪快大外刈りで仕留める 現役最後の個人戦で好発進

 「柔道・全日本選手権」(29日、日本武道館)

 21年東京五輪100キロ級の金メダリストで、6月での現役引退を表明しているウルフ・アロン(29)=パーク24=は初戦で登録体重95キロの阿部拓馬(山形県警)に一本勝ちし、2回戦に進出した。

 登録体重は96キロだったが、前日会見で現在は120キロであることを明かしていたウルフ。現役最後の個人戦の初戦で、昨年大会で世界選手権代表経験のある飯田健太郎を破っている実力者を相手に開始50秒で引き込み返しで技ありを奪うと、さらに1分25秒で大外刈りで一本勝ちした。

 ウルフは6月の全日本実業団対抗大会(北海道)を最後に現役を退くことを表明している。

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