久保凜 独走V2 貫禄もタイムに不満「もっと高い記録を目指していきたい」
「陸上・選抜中・長距離大会」(12日、えがお健康スタジアム)
タイムレースの800メートルで女子は日本記録を持つ久保凜(17)=東大阪大敬愛高=が2分2秒58で2連覇した。男子は石元潤樹(ARCYELL)が1分48秒81の大会新記録で勝った。女子1500メートル(タイムレース)は日本記録保持者の田中希実(ニューバランス)が4分11秒31で日本人トップの2位。5000メートル(タイムレース)の女子はパリ五輪代表の山本有真(積水化学)が15分12秒97で日本人トップの5位、男子は森凪也(ホンダ)が13分15秒07で制した。
女子800メートルの久保は今季の日本グランプリシリーズ初戦で貫禄勝ちを収めた。独走しても、終盤のペースを上げきれなかったことを悔やみ「勝ちきることができたのは良かったが、もっと高い記録を目指していきたい」と満足しなかった。昨年7月に19年ぶりに日本記録を更新したホープ。今春から高校3年生になり「去年のこの試合は挑戦することだけを考えていたが、タイムや順位まで意識するようになった」という。次戦以降での世界選手権東京大会の参加標準記録(1分59秒00)突破を見据え「絶対に出場するという気持ちで取り組んでいく」と決意を示した。





