B2神戸 漫画みたいな劇的逆転勝利 終了間際追い付き延長で新アリーナ初戦飾る

 ジーライオンアリーナ神戸のこけら落としイベントとして開催されるBリーグ2部・神戸対山形の試合(撮影・立川洋一郎)
 ジーライオンアリーナ神戸のこけら落としイベントとして開催されるBリーグ2部・神戸対山形の試合(撮影・立川洋一郎)
ジーライオンアリーナ神戸外観(撮影・立川洋一郎)
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 「B2リーグ、神戸99-92山形」(5日、ジーライオンアリーナ神戸)

 プレーオフ争い中の神戸は、神戸市中央区の新本拠地「ジーライオンアリーナ神戸」で山形を迎えてこけら落としの試合を行い、延長の末に劇的勝利を収めた。

 前半を終えて39-48。押される展開で試合が進んだが、徐々に差を詰めて第4Q残り4秒で、84-88から相手のファウルでフリースローを得た。ここで兵庫県出身の道原紀晃(35)が1本目を決めて85-88。2本目は低く強いボールを投げてリングに当てると、跳ね返ったボールを捕り後方にいた野溝利一(25)にパス。野溝が3ポイントシュートを決め、残り0・7秒で88-88と追い付き延長に持ち込んだ。5分間の延長でも道原が3Pシュートを決めるなど流れを渡さず、勝利をものにした。

 道原は2本目のフリースローについて「上にあげると相手と競り合って時間がかかる。一番は、下に来るようにして自分が捕るのが理想。後ろに野溝がいたので投げた」と瞬時の判断で漫画のような4点奪取を振り返った。

 会場はB2最多の8580人が詰めかけ、試合前にはダンス&ボーカルグループ・Da-iCEの大野雄大(36)が国歌独唱するなど華々しいオープニング。東頭俊典ヘッドコーチは「今日初めて来た人もたくさんいると思うが、それでもあの雰囲気になって、上から声援がなだれ込んでくる感じ。選手は、得点を決めるたびに鳥肌が立っていたのでは」と興奮気味に語っていた。

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