元横綱武蔵丸の武蔵川親方 大の里2敗対決制すも「この相撲内容だと、優勝争いはまだまだ全然分からない」

 尊富士(奥)をはたき込みで破った大の里(撮影・神子素慎一)
 尊富士(奥)をはたき込む大の里(撮影・神子素慎一)
 尊富士(奥)をはたき込む大の里(撮影・神子素慎一)
3枚

 「大相撲春場所・12日目」(20日、エディオンアリーナ大阪)

 大関大の里が尊富士との2敗対決を制した。関脇王鵬を押し出した高安とトップを並走、尊富士、玉鷲、安青錦が3敗で追う展開に、デイリースポーツ評論家の元横綱武蔵丸の武蔵川親方は「優勝争いはまだまだ全然分からない」と分析した。

  ◇  ◇

 2敗同士の大の里-尊富士戦は立ち合いはお互いに悪くなかったけど、大の里が我慢できなくなって、すぐに引いてしまった。もうこれは完全に体が覚えてしまっているんだな。本人は引いたら駄目だと頭の中では分かっていると思うよ。でも自然に体が先に動いてしまっているんだ。物言いがついてもいいくらい際どい勝負になったけど、何とか白星だけは拾うことができた。でも、この相撲内容だと最後まで安心はできないな。大きな体をしているんだから、とにかく引く相撲だけはやってほしくないね。

 尊富士は負けたとはいえ、前に出ていたし内容は決して悪くない。高安も11日目の負けを引きずらず、落ち着いていい相撲をとった。とはいえ、あと3日もあるからね。優勝争いは、まだまだ全然分からないと思うよ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス