平幕・白熊 待望の初白星!「しろくま電力」懸賞初ゲット 愛嬌あるキャラで人気上昇中「暑いので白くまアイス食べます」

 「大相撲春場所・4日目」(12日、エディオンアリーナ大阪)

 平幕の白熊が十両輝を寄り切り、3場所ぶりの再入幕で初白星を挙げた。メガソーラー開発などを手がける「しろくま電力」の懸賞を初ゲットし「白くまアイスを食べたい」と使い道を明かした。横綱豊昇龍は豪ノ山をはたきこみ3連勝。大関陣はかど番の琴桜が若隆景を押し出して2勝目も、大の里は若元春に押し出され初黒星。全勝だった小結阿炎も敗れた。無敗は上位陣に不在で、平幕の遠藤と阿武剋の2人となった。

 愛きょうのある顔立ちと白い肌、ユーモアあふれる人柄で人気上昇中の白熊が今場所初白星を挙げた。輝に押し込まれたが、左上手を取ってじりじりと寄り返し、そのまま勝負を決めた。「落ち着いていた。上手を取って体を乗せた感じ」と、うなずいた。

 しろくま電力から15日間にわたって懸賞が懸けられたが、初日から3連敗。「なかなか自分の形にさせてもらえなかった」と苦しんだ末「もう少し早く取りたかった」と懸賞をゲット。天候が急に暖かくなり「白くまアイス。暑いのでアイスを食べます」と、使い道を明かした。

 福島出身。東日本大震災から14年となった3日目に敗れた際は「勝ちたかった。大事な日なので」と悔しがった。この日はフルーツと小豆が特徴の丸永製菓「白くまアイス」を挙げるユーモア精神を発揮。人気の要因の一端をかいま見せた。

 風邪と吐き気に苦しみ、稽古は場所直前まで満足に積めなかった。「思い切り頭からいったり、次の場所に生かせることができれば」と語った白熊。この1勝を追い風に存在感を見せたいところだ。

 ◆白熊優太(しろくま・ゆうた)本名・高橋優太。1999年5月25日、福島県須賀川市出身。5歳で相撲を始め、中学から新潟に相撲留学し、海洋高、日体大を経て二所ノ関部屋に入門した。得意は右四つ。趣味は料理、お菓子作り。独身。186センチ、172キロ。

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