阿炎 “食あたり効果”で豊昇龍を突き出し白星 1週間前「カンピロバクターにあたって」6キロ落ちて動きにキレ増した!

 「大相撲春場所・初日」(9日、エディオンアリーナ大阪)

 新横綱豊昇龍(25)=立浪=が衝撃の完敗スタートを喫した。小結阿炎(30)=錣山=にわずか2秒0、一方的に突き出された。新横綱が初日に敗れるのは1995年初場所の貴乃花以来。阿炎は“食あたり効果”を強調し、42本の懸賞金をゲットした。大関陣は、かど番の琴桜は若元春に寄り切られ、大の里は若隆景を切り返しで下し、明暗が分かれた。

 阿炎が初日の結びから波乱を演出した。立ち合いから一気の電車道で豊昇龍を完封。“くせ者”が正攻法で新横綱にいきなりの土をつけ、「しっかり自分のペースで取れた。立ち合いが一番でしたので」と大仕事に汗を拭った。

 本場所1週間前のアクシデントが逆に良かった。出稽古で動きを仕上げる時期に体調を崩し、病院での診断結果は「カンピロバクターにあたって」の食あたりだった。

 170キロ台だった体重は6キロ落ちたが、「ダイエットしようと思ってて。かみ合った」と動きのキレが増す要因になった。豊昇龍戦は直近3連勝とし、「自分より番付は上ですし、胸を借りるつもりでいく」。これからも横綱を脅かす怖い存在になる。

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