全日本実業団自転車連盟が公式HPなどに謝罪文 大会での理事長あいさつで「雑魚ども」などと不適切な発言

 ※写真はイメージです(Katerina Bond/stock.adobe.com)
 全日本実業団自転車連盟X(@JBCF_official)より
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 全日本実業団自転車連盟(JBCF)は17日、明治神宮外苑・絵画館周辺特設コースで16日に行われた「JBCF第1回東京クリテリウム」で安原昌弘理事長のあいさつに不適切な発言があったとして、連盟公式サイトやSNSに「不適切発言についてのお詫び」とする文章を掲載した。

 「選手、チーム関係者、ファンの皆様、スポンサー、本大会の開催に尽力していただいた全ての方に多大なご迷惑と不快な思いをさせたことに対し、深くお詫び申し上げます。大変申し訳ありませんでした」などと記し、謝罪した。

 大会は日本最高峰の自転車ロードレースツアーである2025年Jプロツアー特別戦として初開催。安原理事長は最上位クラスのJPTレースでに出場する選手がスタート位置についた前であいさつ。「なんか前の方の列に見たことない選手が並んでるけど大丈夫か、おまえら。コケんなよ。わかってるな、以上」と話し「窪木、窪木選手。一番前に出て来い」と後方にいたトラック世界選手権男子スクラッチ優勝の窪木一茂を呼んだ。理事長は「お前ら開けたれ。窪木先生、前に出てこい。雑魚ども、道開けろ」と言い、窪木を右端から前に出させた。会場からは失笑が漏れた。この様子の動画がSNS上で拡散するなどし、ファンの間で物議を醸していた。

 この日掲載した文章では「理事長が発言した言葉や表現は、極めて不適切であり、日頃の鍛錬を積み重ねているアスリートへの敬意を欠くものであり、許容できるものではありません。当人も発言内容および選手をはじめとした全ての関係者にご迷惑をお掛けし、不快な思いをさせた事を深く反省しております」なととつづり、今後連盟では一層のコンプライアンス遵守を徹底するなどとした。

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