藤井菜々子 日本新で涙の3年連続4度目V 夢の1時間26分台に「本当に実感がなくて」パリ五輪の雪辱果たし喜び

 「日本選手権20キロ競歩」(16日、六甲アイランド)

 9月に東京で行われる世界選手権の選考会を兼ねて行われ、男子は東京五輪銅の山西利和(29)=愛知製鋼=が、世界新記録の1時間16分10秒で優勝した。2位の丸尾知司(愛知製鋼)、3位の吉川絢斗(サンベルクス)とともに世界選手権の派遣設定記録1時間18分30秒を突破し、代表に内定した。女子は藤井菜々子(25)=エディオン=が1時間26分33秒の日本新記録で大会3連覇を達成した。

 藤井が日本新記録で3年連続4度目の優勝を果たし、涙をみせた。「目標の日本記録を出せて率直にうれしい。27分台が目標だったが、まさか夢の26分を出すことができるとは。本当に実感がなくて」と喜びに浸った。

 「絶対に日本記録と即時内定を目指す」と力を込めた歩き出しで、レース序盤から後続を圧倒。前日本記録保持者で2位の岡田に1分44秒差をつける快勝で、世界選手権の派遣設定記録1時間28分切りを果たした。

 昨年大会も大会新記録での優勝だったが、本調子で臨めなかったパリ五輪は32位と惨敗。「パリの悔しさが今日スタートするまで、ずっと心に残っていた。その時の気持ちがフラッシュバックして自然と涙が出た」とうれし涙の理由を語った。

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