「ノルディックスキー・ジャンプ男子Ｗ杯」（１６日、大倉山ジャンプ競技場）

　個人第２３戦の予選が行われた。五輪８大会出場の葛西紀明（５２）＝土屋ホーム＝は、１０８メートルの７７・１点で４７位となり、本戦進出が決定。棄権などのアクシデントなく１本目を飛べば、自身が持つＷ杯個人出場のギネス記録「５７８」を更新する。

　１４日に同地で行われた個人第２２戦は、イレギュラーな風にあおられる不安や、気負いなどから本来の飛行ができず５２位で予選落ち。レジェンドは「やっちまった～」と悔やんでいた。ただ最後には「またいい経験になった。これを生かして次の試合も頑張りたい」と前を向いており、中１日で迎えたこの日は、経験値を生かして修正し、本戦に進んで見せた。

　本戦では昨年３月以来のＷ杯ポイント（上位３０位に付与）獲得を目指す。また今大会終了時のＷ杯ランキングで日本勢５番手以内なら、全日本スキー連盟が定める世界選手権（２～３月、トロンハイム）の代表選考条件を満たす。

　◆日本勢のＷ杯ランキング（２月１５日時点）

　⑫小林陵侑（４６６点）

　⑱二階堂連（３３２点）

　（２９）中村直幹（１３６点）

　（４９）小林朔太郎（２０点）

　（５１）佐藤幸椰（１２点）

　◆今大会で得られるＷ杯ポイント

　①１００点、②８０点、③６０点、④５０点、⑤４５点、⑥４０点、⑦３６点、⑧３２点、⑨２９点、⑩２６点、⑪２４点、⑫２２点、⑬２０点、⑭１８点、⑮１６点、⑯１５点、⑰１４点、⑱１３点、⑲１２点、⑳１１点