豊昇龍 横綱昇進後初の稽古 春場所へ闘志「ファンに休場する姿は見せたくない」

 大相撲の新横綱豊昇龍が7日、東京都台東区の立浪部屋で昇進後初めて稽古を行い、軽めの調整で汗を流した。四股やダンベルで体を動かした後、仕上げのぶつかり稽古で幕内明生らに胸を出した。春場所(3月9日初日・エディオンアリーナ大阪)に向けて「やるしかない。ファンに休場する姿は見せたくない」と闘志を燃やした。

 稽古場の木札は、先月29日の昇進伝達式後に自らの手で横綱の地位に付け替えた。「今でもまだ信じられない。自分が一番好きな言葉は『稽古はうそをつかない』。今までの稽古を信じてやってきた」と感慨に浸った。

 15日間の激闘と初場所後の多忙さで体重が4キロも減り、現在は146キロだという。重い綱と化粧まわしを締めての土俵入りは「一回取組をするのと同じ感じかな」と重責を表現した。

 16日にはモンゴルからの留学で高校3年間を過ごした千葉県柏市での祝賀パレードが決定した。「日本のふるさとだと思っている。大切な場所に横綱として行けるのはうれしいし、パレードさせてもらうことに感謝したい」と語った。

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