バスケ男子が若手中心合宿 ホーバス監督が充実指導「若くていいエネルギー」と笑顔 八村騒動後、初の取材対応 騒動に関する質問はNGに
バスケットボール男子日本代表のディベロップメントキャンプ(有望な若手を中心に集めた代表合宿)が5日、都内で行われ、トム・ホーバス監督が取材に応じた。八村塁(レーカーズ)による男子日本代表の監督人事批判や、協会批判をした八村塁の一連の騒動後、初めての対応。「みんな新しい選手。最初から教えている。みんな頑張っている。若くていいエネルギーで、みんな勝負したい気持ちがある。若くていい選手がいる」と充実した表情で語った。
昨年11月に八村がNBAの試合後に、日本協会や代表監督人事について言及したのが始まり。日本協会の渡辺信治事務総長や、パリ五輪代表の渡辺雄太(千葉J)らが報道陣対応するなどで火消しに動き、八村の代理人事務所「ワッサーマン」の担当者と面談を行うために協会が米国に職員を派遣するまで事態は大きくなった。
トム・ホーバス監督が報道陣の前に姿を現すのは、11月のアジア杯予選以来、約3カ月ぶり。11月下旬に取材対応した渡辺雄は、ホーバス監督が精神的に疲弊していることを明かしていたが、シュート練習する選手たちに自身のスマホで動画を撮ってアドバイスを送るなど精力的に指導。練習後の円陣では、笑顔も見せ、騒動が起きる前と変わらない様子だった。
この日はディベロップメントキャンプのため、一連の騒動に関する質問は広報を通じてNGとされた。