バスケ日本女子・ゲインズ新監督 東京五輪銀の強さ取り戻す「あらゆる面から考えたい」外国人選手の発掘も

 バスケットボール女子日本代表のコーリー・ゲインズ新監督(59)が3日、都内で行われた就任会見に出席した。1次リーグ全敗に終わったパリ五輪からの再建へ、英語で「(銀メダルだった)東京五輪のスタンダード(力)に戻したい」と所信表明した。

 目指すスタイルを「オーガナイズ・カオス」と表現。日本女子のスピード、機動力、シュート力の強みを生かし、相手のペースを乱す試合展開を作る考えだ。若手の積極的起用や、日本国籍取得の可能性のある外国人選手の発掘も検討しており、「米国で日本のパスポートを持つ選手(を探すこと)だったり、女子を強くする方法をあらゆる面から考えたい」と語った。

 選手としてNBAの5チームを渡り歩き、指導者ではマーキュリーの監督として09年にWNBA制覇。22年からは男子日本代表のアソシエイトコーチを務めた。直近の目標は28年ロサンゼルス五輪出場にもつながるアジア杯(7月13日開幕、深セン)だ。WNBAの頂点を知る名将が、自国の祭典で活躍した女子代表の輝きを取り戻す。

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