初アリーナ開催のカーリング日本選手権 不運続出 氷上のゴミ「かむ」アクシデント頻発 石が急失速で騒然 ロコも北海道銀行も翻弄

 「カーリング・日本選手権」(2日、横浜BUNTAI)

 初の首都圏開催、アリーナリンクでの大会が開幕し、女子1次リーグが行われた。カーリングとしては大規模な2000人の観客が見守る中、18年平昌五輪、22年北京五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレは昨年準優勝の北海道銀行と対戦したが、ロコも北海道銀行にも石に氷上のごみがかんでしまうアクシデントが続出した。

 後攻の第6エンド、リードの吉田夕梨花の最初ショットはコーナーガードを置きにいったが、ライン手前で急激に失速。メンバーが「かんだ、かんだ、かんだ、かんだ」と思わず声をあげた。有効な石とならず、会場にもどよめきが起こった。石が滑る間に氷上のゴミが絡まってしまう「かむ」というアクシデントが襲った。このエンド、ロコ・ソラーレは1点スチールされてしまい、痛恨のエンドとなった。ロコは前半にも「かむ」場面が一度あった。

 直後には北海道銀行のショットでも石が急失速する場面があり、NHKで解説を務めた元ロコ・ソラーレの石崎琴美さん、元中部電力の市川美余さんは「ちょっとこの石は噛みやすいのかもしれないですね」と話していた。

 注目の一戦は北海道銀行がロコ・ソラーレを7-5で下した。試合後、ロコ・ソラーレの藤沢は「私たちの使っていた石にクセがあった。相手もそうなんですけど、ゴミでピックしてしまった部分が何回もあったので。そこはアイスアリーナの気をつけない部分の1つ。そこを気をつけていけば」と、分析。吉田夕も「石がかんだのは要警戒だなと。石の裏にエッジがあって、ゴミが噛みやすいエッジかな」と振り返った。

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