徳勝龍が感涙のち笑いの断髪式 妻に感謝「小さな体で大きい自分を」2歳息子に「幕内優勝したんだぞ、と耳にタコができるほど自慢したい」

 大相撲で2020年初場所で幕尻優勝を果たし、23年9月に引退した元幕内徳勝龍(38)=現千田川親方、木瀬、本名・青木誠=の引退相撲が1日、東京・両国国技館で行われた。

 断髪式には、照ノ富士親方(元横綱)、3時のヒロインかなで、元ボクシング世界王者の内山高志氏ら約380人が参加。最後は師匠の木瀬親方(元幕内肥後ノ海)が止めばさみを入れ、大銀杏を切り落とした。

 感極まって涙を流した徳勝龍は「10歳の時から相撲を始めて27年間、一生懸命相撲道に向き合ってきました。大相撲に誘っていただいた木瀬親方には気配り目配りの大事さを学びました」と挨拶。「幕下上位で大負けしたところ『頑張れ』ではなく、『一緒に頑張ろう』と優しく声をかけてもらったことは忘れられられません」と感謝を口にした。

 千恵夫人、2才の風磨くんに見つめられた土俵上。「小さな体で大きい自分を支えてくれました」と妻に感謝し、「もう少し大きくなったら、お父さんは幕内優勝したんだぞ、と耳にタコができるほど自慢したい」と笑わせた。

 整髪を終えた親方は「土俵入りがどうなるかと思いましたが、新横綱に土俵入りしてもらい良かった」と豊昇龍に感謝。断髪式を「何人かのはさみが頭に刺さった」と振り返り、周囲を笑わせた。

 千田川親方として木瀬部屋で後進を育成する。「教わったことを伝えていきたい。相撲以外でも挨拶、目配り気配りを教えて、力士の気持ちが分かる親方になりたい」と誓っていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス