豊昇龍「勝つ相撲じゃなくて負けない相撲を」横綱としての相撲 一夜明け会見に遅刻「寝ていました」
日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)の定例会合が27日、東京・両国国技館で開かれ、初場所で2度目の優勝を飾った大関豊昇龍(25)=立浪=の横綱推薦を全会一致で決定した。第74代横綱の誕生が確定し、豊昇龍は都内の部屋で取材に応じた。29日に春場所(3月9日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議と臨時理事会が開かれ、昇進の伝達式が実施される。以下、豊昇龍と一問一答。
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(午前中の一夜明け会見。11分遅刻)
「すいません、寝ていました。会見がなかったら、ずっと寝ていた。やっぱり疲れた。終わったと思った瞬間に全身に痛みが出てきた」
-優勝の感想は。
「今でもオレ夢見てないのかな?と。うれしいですね。まだちょっと信じられない。俺やり切ったな」
-ともえ戦では王鵬と。
「7年前の初場所、前相撲で取った相手。いろいろ思い出が出てきた。同期でライバルだと思っている。勝ちたいじゃなく負けられない」
-照ノ富士が引退。気持ちの変化は。
「一緒に闘ってきた仲間が1人いなくなった気がして、本当に横綱はよく一人でよく頑張ったかなと思う」
-横綱としての相撲。
「これからは勝つ相撲じゃなくて、負けない相撲を取りたい」
-横綱への思いは。
「子どものときから横綱を隣で見てきました。でもその時は、横綱というより叔父さんとして見ていた。大相撲に入って、横綱ってこんなにすごい人なんだって初めて思いました」
-今は相撲の楽しさ、魅力をどこに感じる。
「今場所15日間相撲を取って、もう一回、相撲にはまりました。やっぱり相撲から離れられない。相撲取ってると楽しいなって思っちゃう。もっと強くなったんで、ワクワクして、来場所を待っています」





