逆転許して3位の鈴木優花は悔しさにじむ レース直後にタオルで顔を覆う 自己ベスト更新で「いいことも悪いことも前向きに」

 3位でゴールする鈴木優花(撮影・石湯恒介)
ペースメーカーの直後につける鈴木優花(右から2人目)と松田瑞生(同3人目)=撮影・石湯恒介
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 「大阪国際女子マラソン」(26日、ヤンマーフィールド長居発着)

 昨年のパリ五輪で6位入賞を果たした鈴木優花は、残り1キロを切ったところで小林香菜に逆転を許して3位。それでも自己ベストを大きく更新する2時間21分33秒でゴールした。

 直後にはタオルで顔をおおい、悔しさをにじませた鈴木。25キロから優勝したエデサとマッチレースの様相となり、30キロ手前で突き放されたが、懸命に粘ってくらいついた。

 それでも後方からひたひたと小林が差をつめ、競技場の手前でかわされると追走する力は残っていなかった。鈴木は「途中まで自分の中では攻めるレースができた。この結果に向き合ってまた頑張りたい」とコメント。五輪後、初めてのフルマラソンだったが「新しい気持ちで臨んだんですけど、最後までペースを崩さずにというレースをやりきりたかった。20分台に近づけたので、いいことも悪いことも前向きにとらえて頑張って行きたい」と前を向いた。

 ただ世界陸上の傘下標準記録を突破。2028年のロサンゼルス五輪へ、飛躍のレースとなった。

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