大相撲 熱烈な虎党の朝阪神が勝ち越し王手 今年期待の虎戦士は森下
「大相撲初場所・10日目」(21日、両国国技館)
こよなく愛する阪神タイガースをしこ名にする東序二段27枚目の朝阪神(高砂)が玉天翔と対戦。押し出して3勝目を挙げ、勝ち越しに王手をかけた。頭で当たって一気に押し込み、相手のはたきにヒヤリとしたが粘った。
師匠の高砂親方(元関脇朝赤龍)が勝負審判を務める前の白星。「危なかった。物言いがつくかと思った」と胸をなで下ろした。勝ち越しにあと1勝。三段目復帰も見えてきた。「けがなく勝ち越せれば一番」と先を見すえた。
愛するタイガースの選手は春季キャンプに向けて自主トレの真っ盛り。本塁打王に意欲を示した森下翔太外野手が気になるという。森下は昨年1月、中日・上林と高砂部屋に体験入門している。
朝阪神は「うちの部屋にも来てくれたし、自分とは同い年。1年を通して、ケガには気をつけてコンスタントに活躍してほしい」と、活躍を願っていた。
朝阪神は大阪府泉大津市出身。幼少期からプロ野球・阪神の大ファンで、18年春場所で朝塩本から改名した。




