卓球全日本シングルス 女子は早田ひな&張本美がV争い軸 男子は連覇狙う張本智中心
卓球の全日本選手権シングルスは21日に東京体育館で開幕する。女子はパリ五輪銅メダルで3連覇を目指す早田ひな(日本生命)と、成長著しい16歳の張本美和(木下グループ)が優勝争いの軸。男子は2年連続3度目の日本一を狙う張本智和(智和企画)が中心だ。
早田らシード選手は23日の4回戦から登場し、頂点まで6試合を勝ち抜く必要がある。五輪で左手首を痛めた早田は復帰戦となった昨年11月のWTTファイナルは1回戦で敗退。年末には「コンディションをどこまで戻せていけるか」と語っていたように、連戦を戦い抜けるかが鍵となる。
昨年の決勝で早田に屈した張本美は初出場だったパリ五輪後も力をつけ10月のアジア選手権団体決勝では、50年ぶりに中国を破る原動力となった。初制覇の可能性は十分にある。国際大会で力を示す大藤沙月(ミキハウス)も有力で、優勝経験のある平野美宇(木下グループ)や伊藤美誠(スターツ)が続く。
男子は2年ぶりの優勝を目指す戸上隼輔(井村屋グループ)やパリ五輪代表の篠塚大登(愛知工大)、17歳の松島輝空(木下グループ)が張本智を追う。
今年からダブルスは別開催となり、30日から愛知県豊田市で行われる。