幕下で大熱戦 二番後取り直しで白星の琴拳龍「キツいっす」 組んだまま約4分経過

 「大相撲初場所・9日目」(20日、両国国技館)

 幕下で二番後取り直しが起こった。琴拳龍(佐渡ケ嶽)と栃武蔵(春日野)の取組で、組んだまま4分程が経過したところで行司が止めに入り、「二番後取り直し」のアナウンスが入った。

 幕下の2番を花道で待機した取り直しでは、琴拳龍が元十両を相手に寄り切った。3勝2敗として「キツいっす」と大粒の汗を拭った。二番後取り直しは初めてだといい「まわしまった、反則負けかと思った」と振り返った。最初の取組後は両手首のテーピングを外し、疲労回復に努めた。「気持ちは最初より上げていきました。手で握ることはできない」と疲れ切った様子だった。

 審判に入っていた玉垣親方(元小結智ノ花)は「時計を測ったら3分40秒ほどだったかな。まわしも緩んでいたからね」と話していた。

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